記憶力を効率よく上げる効果的な方法
2017/01/27
みなさん体への健康意識は高いと思いますが、脳への健康を考えたことはありますか?
老若男女問わず、脳への栄養もしっかりととることは非常に重要で、特にまだまだ学校で毎日勉強しているお子さんや、受験を控えている受験生なんかは特に脳への栄養を考えることはとても重要だと思います。
同じ一時間でもどれだけの内容を記憶し、集中力を高められるでしょうか?それは、習慣からくるもの以外に、食事から摂る栄養も大きく影響してくるのです。
運動がもたらす脳の活性化
運動することで発生する活性酸素は、脳内の抗酸化力を増強し神経細胞のDNA修復を促す働きをしてくれます。
特に運動で体を動かすと、脳の神経細胞を育てるたんぱく質が合成されることがわかっています。
このたんぱく質は、神経細胞の細胞分裂を活性化して新しい神経細胞を生む養分になるものです。運動をすることによって脳の成長因子が約35%も増加します。
勉強する前に軽くウォーキングや、ランニングをして血流をよくしてから勉強に挑むのも一つの手です。ただし、体が疲れてしまってはやる気も起きなくなってしまうので、少し遠いコンビニに買い物に行く程度のものなどにしましょう。
勉強をする上でのコツ
~制限時間を設ける~
時間を決めることで効率化を図り高い集中力がつきます。ダラダラと集中力が途切れてしまっているのに机に向かって勉強をしようとする方が時間の無駄ですし、マイナスです。
まずは”何時~何時までなど、時間を決めて時間内はしっかりと集中し、休憩時間はしっかりと休むと効率が上がります。高い集中力の間に覚えたことは忘れにくいので勉強がはかどります。集中が続いている間はとことんやっても構いませんが、集中力が切れてきたと感じたら大人しく休憩しましょう。
~睡眠をしっかりとる~
最低6時間は睡眠をとりましょう。人は寝不足になることで集中が散漫し、物覚えも悪くなり、普段持っている実力すら発揮できなくなってしまいます。
人は睡眠時に記憶を定着させるので、勉強した内容を整理する時間を脳に与える事は大切なことです。睡眠不足になると記憶の整理がうまくできていない状態になるので覚えたことも曖昧になってしまいうまく覚えたことを引き出せなくなってしまいます。
ストレスをできるだけ溜め込まずに、しっかりとストレス発散することも大事です。寝ることもストレスを発散する一つの方法ですが、思っていることなど友達や家族に話したり、日記などに書き留める事でもいいですので自分の思いをどこかにぶつけることも必要です。
記憶力を高める効果的な食事
普段の食生活から脳にしっかりと栄養を与えることで脳の本来の働きを活性化しましょう。体が不健康であれば脳も不健康です。
体にいい食材=脳にいい食材ともいえますが、特に脳へのアプローチを考えた食材を積極的に取り入れることで記憶力を高めます。脳の働きを助け細胞を活性化させる栄養素として代表的な4つの栄養素があります。
ブドウ糖‥ 脳のエネルギーはブドウ糖から得ています。
抗酸化物質‥ 抗酸化物質はお茶や野菜に多く含まれ、酸化ストレスで脳の細胞が壊れてしまうのを防ぎます。
オメガ3脂肪酸やDHA‥ 記憶にとって重要な役割を果たす脳のシナプスを強化します。
アミノ酸‥ アミノ酸はタンパク質が豊富な食品に含まれ、神経伝達物質の連結をサポートし、脳の回転の速さに寄与します。
ここでいくつかおススメ食材を紹介していきます!
バナナ
バナナの栄養素はとても優れています。ブドウ糖が豊富に含まれているだけでなく抗酸化物質、ビタミンやポリフェノール、葉酸、セロトニンなど様々な栄養素がぎっしり詰まっており、ブドウ糖以外にも体や脳に有用な栄養が沢山含まれています。一つポイントとしては、シュガースポットが出てきたバナナの方が高い栄養素を持っており、シュガースポットがないバナナと比べて約8倍もの栄養価があるともいわれています。斑点がある方がブドウ糖が多く含まれているそうなので、程よく斑点がついてきたころを狙って食べてくださいね。
アボカド
高い栄養価を誇る「アボカド」。抗酸化作用が期待でき、ビタミン・コエンザイムQ10が含まれており、グルタチオンというアミノ酸を含んでいます。バナナと一緒にミキサーで混ぜてはちみつを少し加えて飲むのもお勧めです。
魚
”魚は頭を良くする”というフレーズを聞いたことあるかもしれません。というか以前、昔にこんな歌が流行っていましたね。笑 魚にはオメガ3脂肪酸やDHAが豊富に含まれています。サーモンもおススメのお魚なので、あまり魚が得意ではないけどサーモンなら‥という方も是非積極的に食べてくださいね。また、お魚を刺身で食べる場合にはアミノ酸が豊富に含まれています。特にカツオには多く含まれているので要チェックです。マグロの赤身などにも多く含まれています。
緑黄色野菜
緑黄色野菜に含まれるビタミンB群には脳の正常な機能を保つ役割があり、神経伝達物質の生産、脳と神経細胞のコミュニケーションの働きに関わっています。これらの栄養素が不足すると記憶力に障害が出る可能性もあるそうです。
緑黄色野菜に多く含まれるビタミンCには記憶力と推理力を改善する効果があり、更には動脈機能を正常化することで脳内血流を改善する働きもあるそうです。
このように、脳の働きを活性化を促す方法は様々ですが、生活の基準を整えることが脳や体の健康そのものに繋がるんですね。受験前や、資格試験など、自分の実力を発揮したい一大イベントを控えているときなどは、上記の内容をできるだけ習慣的に意識していくことが大切といえますね。